2022年9月19日(月)、待ちに待った100年に一人のテノール歌手といわれているフアン・ディエゴ・フローレス(Juan Diego Flórez )のテノールリサイタルを聴きに東京文化会館大ホールに行ってきました!!!
偉大なフローレス様の生の歌唱を聴くのは初めてではなく、11年前のニューヨークメトロポリタン歌劇場での「愛の妙薬」のネモリーノを観たのが初めてでした。
藝大に入る前まではミュージカルがメインだった僕は、藝大に入る目的もミュージカル歌手を目指してでしたが、大分県立芸術文化短期大学時代にフローレスの連隊の娘のアリアのアンコールシーンをYouTubeで聴いたのが本格的にオペラの道へ行こうと思った決め手でした。
2014年にニューヨークで【愛の妙薬】3回、ウィーン国立歌劇場でリゴレット2回、パリのリサイタル2回、その他パリで演奏会形式で2回ほどフローレスのコンサートに行きました。オペラももちろん最高ですが、彼の単独リサイタルは本当にいつもワクワクと感動が詰まっています。
フローレスのプログラムはいつも大変魅力的で、絶対に生で聴いたら感動する!と確信できる曲ばかりです。しかし、リサイタルでの彼の最大のお楽しみはアンコールです!!
アンコールは約30分弱演奏します。クラシックギターの弾き語り3曲程から始まり、オペラアリアを2曲、さらに歌曲または民謡など盛りだくさんです!!
今回の東京公演も18番のロッシーニのオペラアリアから始まり、二部はフランスのオペラアリア。最後はボエームの【冷たき手を】を歌い会場のボルテージも最高潮になったところで、クラシックギターを持って舞台へ。3曲演奏し袖に帰ったところで、絶対にアリアを歌ってくれると待っていましたが、なんとフローレスが出てくる前に帰っていくお客さんがチラホラ、、、。ここからが本番なのに勿体無い。。
案の定、フローレスいきなり【連隊の娘】より“Pour mon âme”(私の心を喜ばせてくれ)を熱唱。その後にはなんと【トゥーランドット】より“Nessun dorma”(誰も寝てはならぬ)、、もう最高!の一言です。
この上なく最高に幸せなひと時をありがとうございました!!!!!